「ねじれは株価に good」——この決まり文句は符号が逆だった
2年に一度、中間選挙が終盤に入るたびに、トレーディングフロアとテレビの解説席から同じ台詞が流れてくる。ねじれは株価にとって良いことだ、と。ワシントンが分裂すれば法案は何も通らない。だから増税もされないし、業界が規制し直されることもないし、あなたのモデルに不意打ちが来ることもない。市場は退屈を好む。政府を割ってしまえば、2年分の静けさが手に入る——そういう理屈である。
きれいにまとまった話だ。口にする人はみな自信たっぷりだ。そして、それを繰り返す人のほとんどが、実際に確かめたことがない。
そこで確かめた。1927年1月以降に開会したすべての議会——第118議会で終わる49の完全な2年会期——を取り、下院・上院・ホワイトハウスを実際に誰が握っていたかで分類し、その会期を通じた米国株式市場のトータルリターンを測定した。答えは曖昧ではなく、しかもあなたが聞かされてきた答えではない。
勝ったのは統一政府だった。 49議会全体で、一つの政党が三つのレバーをすべて握っていた会期の2年平均リターンは +30.6%、ワシントンが分裂していた会期は +22.5%。会期あたり約8パーセントポイント、年率にして13.4%対9.5%の差である。戦後に絞っても差は残る(+31.1%対+25.5%)。旧暦法で3月に開会した1935年以前の議会を除いても残る。サンプル中もっとも判定の難しい上院を分類し直しても残る。
一世紀という物差しで測ると、「ねじれトレード」は符号が逆なのだ。
以下は完全なリファレンス表——49議会すべて、それぞれの権力構成、そしてその後のリターン——に加えて、見出しの結論を複雑にする二つの発見である。この話の正直な版は「ねじれは悪い」ではない。分割政府とは、同じ名前をかぶった二つのまったく異なる体制のことであり、しかも直近20年はその逆方向に走っている、というものだ。
「ねじれは株価に良い」という説の出どころ
この主張にはまっとうな知的な祖先がいる。論理はこうだ。政策の不確実性それ自体がリスクプレミアムである。単一政党が税制・歳出・規制を思いのままに動かせるなら、企業が織り込むべき結果の幅は広くなり、投資家はその分を割り引く。立法府を割れば、政策の分布は現状維持のほうへ狭まる。政治リスクについては、この筋道を真剣に扱った学術研究が実際に存在する。
問題は、そのメカニズムから市場の統計量へ飛び移るところにある。「不確実性は価格に織り込まれる」は「分裂した議会のほうが高いリターンを生む」を意味しない。政策分布が狭いということは、経済が必要としているときに財政対応も小さくなるということでもありうる。そして過去100年の記録には、ワシントンが素早く動ける能力のほうが、不意打ちを起こせない性質よりも株主にとってはるかに価値が高かった場面が何度もある。
この決まり文句の証拠の挙げ方には、生存者バイアスの問題もある。定番の例は第104議会——1994年の共和党圧勝とクリントンの対峙——とその後の相場上昇だ。それは実在するデータ点である。ただし1点にすぎず、しかも現代史上最大の強気相場のただ中から取られている。そして引用する人が、2006年の中間選挙後に開会し −33.0% を記録した第110議会にまで話を進めることは、まずない。
測定方法
以下のすべては、一本のリターン系列と一つの分類の上に立っている。どちらも、あなたが自分で検証できるように明示しておく。
リターン。 市場系列は、米国株式市場全体のCRSP時価総額加重トータルリターン(配当再投資)であり、ダートマス大学のケネス・R・フレンチ・データライブラリから取得した。中間選挙後100年のセクター・スコアボードで用いたのと同じ出典である。S&P 500より広く、しかも価格リターンではなくトータルリターンであり、これは2年の窓では効いてくる。
期間の取り方。 各議会は、奇数年1月から翌偶数年12月までの24暦月で測定する。1935年に合衆国憲法修正第20条が発効して以降、議会は1月3日に開会するため、窓はほぼ正確に一致する。それ以前の4議会は3月開会なので、窓は近似値である。これらを丸ごと除外しても結論は変わらない(統一政府 +29.9%、分割政府 +25.5%)。
分類。 各院の政党支配は上院の公式な党派別議席記録および対応する下院の党派別議席記録による。すべての会期は次の三つのいずれかに入る。
- 統一政府——大統領の政党が下院と上院の両方を握る。49会期中24。
- 両院ねじれ——下院と上院を別々の政党が握る。49会期中9。
- 野党議会——大統領の政党がどちらの院も握っていない。49会期中16。
人々が「分割政府」と言うとき指しているのは、後ろの二つである。この二つを分けて扱うことが、本分析でもっとも重要な選択だと判明した。
二つの会期には注記が要る。第107議会(2001–2003)は50対50で共和党の副大統領がキャスティングボートを握って始まり、2001年6月にジェフォーズ上院議員が離党して民主党支配に移り、2002年11月以降ふたたび共和党に戻った。会期の大半を占めた多数党で分類するため、これは両院ねじれとなる。第117議会(2021–2023)も50対50だが決定票が逆側にあり、民主党支配、したがって統一政府として数える。第107議会を共和党の三権独占に分類し直すと、統一政府の平均は +28.2%、分割政府は +24.7% となる——順位は変わらない。

スコアボード:1927–2025年の49議会
主要な結果を一つの表に。
| 権力構成 | 会期数 | 2年平均リターン | 中央値 | 年率 | 上昇会期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 統一政府 | 24 | +30.6% | +33.4% | 13.4% | 24中20(83%) |
| 分割政府(全体) | 25 | +22.5% | +21.1% | 9.5% | 25中20(80%) |
| — 両院ねじれ | 9 | +23.2% | +27.3% | 9.4% | 9中7(78%) |
| — 野党議会 | 16 | +22.1% | +20.5% | 9.5% | 16中13(81%) |
| 全49議会 | 49 | +26.5% | +27.3% | 11.4% | 49中40(82%) |
誰かがこれをもとにポジションを組む前に、はっきり言っておくべきことが三つある。
第一に、勝率はほとんど動かない。統一政府の会期は83%が上昇、分割政府の会期は80%。何が働いているにせよ、「ねじれが損失を起こりやすくする」ではない。差は勝ちの大きさにあって、勝ちの頻度にはない。
第二に、ワシントンを誰が仕切っていようと、49会期中40会期が上昇している。これがこのページで最も有用な数字だ。「米国株式市場が任意の2年区間で上昇する」基礎確率は82%であり、一世紀のあいだ、どの権力構成もこれを78%未満には押し下げなかった。
第三に、大恐慌、世界大戦、1970年代のインフレ、二度のテクノロジー・ブームにまたがる、互いに独立でない49の2年窓は、強い因果の主張を支えられない。24対25の観測値のあいだの8ポイントの差はファクターではない。それは、たまたま決まり文句と逆を向いている歴史上の事実である。
「分割政府」は一つの名前をかぶった二つの体制だ
ここからが本当に面白いところであり、戦後サンプルが全サンプルの隠していたことを語り出すところでもある。
下院と上院を対立する政党が握る議会は、両院がそろって大統領に対峙する議会とはまったく別の生き物だ。前者では立法府そのものが動かなくなるが、大統領には拒否権が残り、一方の院とは仕事上の関係も残っている。後者では、まとまった野党多数派が立法アジェンダ、召喚権、歳出、人事承認の日程をすべて握り、ホワイトハウスに残る道具は拒否権だけになる。
戦後、この二つの体制はまったく違う成績を残した。
| 戦後の権力構成(1947–2025年) | 会期数 | 2年平均リターン | 中央値 | 年率 |
|---|---|---|---|---|
| 両院ねじれ | 8 | +32.2% | +39.2% | 14.2% |
| 統一政府 | 15 | +31.1% | +37.0% | 14.1% |
| 野党議会 | 16 | +22.1% | +20.5% | 9.5% |
この表は注意深く読んでほしい。本稿でもっとも擁護しやすい発見だからだ。戦後の時代に最良の成績を残した構成は統一政府ではなく、両院ねじれだった——「ねじれ」という語を使うとき、ほとんど誰も思い浮かべていないほうの形である。そして最悪だったのは野党議会、すなわち中間選挙が「ねじれ」をもたらすと言うときに人々が思い描いている、まさにその結果だ。
つまり「ねじれは株価に良い」は単純に誤りなのではない。狭い一つのケースについては正しく、よくあるケースについては誤りで、しかも両方を同じ一語で呼んでいる。サンプル中の野党議会16会期はすべて1947年以降のもので、だからこの行は全サンプルと戦後の数字が一致している。

1927年以降のすべての議会:リファレンス表
完全な記録。括弧内は大統領の所属政党、上院・下院の欄はその会期の多数党(民=民主党、共=共和党)、リターンは24か月間の米国株式市場のトータルリターンである。
| 議会 | 会期 | 大統領 | 上院 | 下院 | 権力構成 | 2年間のトータルリターン |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第70議会 | 1927–1929 | クーリッジ (共) | 共 | 共 | 統一政府 | +84.4% |
| 第71議会 | 1929–1931 | フーバー (共) | 共 | 共 | 統一政府 | -39.3% |
| 第72議会 | 1931–1933 | フーバー (共) | 共 | 民 | 両院ねじれ | -48.6% |
| 第73議会 | 1933–1935 | F・ルーズベルト (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +61.9% |
| 第74議会 | 1935–1937 | F・ルーズベルト (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +91.6% |
| 第75議会 | 1937–1939 | F・ルーズベルト (民) | 民 | 民 | 統一政府 | -16.3% |
| 第76議会 | 1939–1941 | F・ルーズベルト (民) | 民 | 民 | 統一政府 | -4.9% |
| 第77議会 | 1941–1943 | F・ルーズベルト (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +4.2% |
| 第78議会 | 1943–1945 | F・ルーズベルト (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +55.7% |
| 第79議会 | 1945–1947 | ルーズベルト / トルーマン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +29.9% |
| 第80議会 | 1947–1949 | トルーマン (民) | 共 | 共 | 野党議会 | +5.4% |
| 第81議会 | 1949–1951 | トルーマン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +56.3% |
| 第82議会 | 1951–1953 | トルーマン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +37.0% |
| 第83議会 | 1953–1955 | アイゼンハワー (共) | 共 | 共 | 統一政府 | +51.4% |
| 第84議会 | 1955–1957 | アイゼンハワー (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +35.8% |
| 第85議会 | 1957–1959 | アイゼンハワー (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +30.5% |
| 第86議会 | 1959–1961 | アイゼンハワー (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +14.1% |
| 第87議会 | 1961–1963 | ケネディ (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +14.0% |
| 第88議会 | 1963–1965 | ケネディ / ジョンソン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +40.4% |
| 第89議会 | 1965–1967 | ジョンソン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +4.4% |
| 第90議会 | 1967–1969 | ジョンソン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +46.9% |
| 第91議会 | 1969–1971 | ニクソン (共) | 民 | 民 | 野党議会 | -10.9% |
| 第92議会 | 1971–1973 | ニクソン (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +35.8% |
| 第93議会 | 1973–1975 | ニクソン / フォード (共) | 民 | 民 | 野党議会 | -41.7% |
| 第94議会 | 1975–1977 | フォード (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +75.7% |
| 第95議会 | 1977–1979 | カーター (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +4.9% |
| 第96議会 | 1979–1981 | カーター (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +64.5% |
| 第97議会 | 1981–1983 | レーガン (共) | 共 | 民 | 両院ねじれ | +17.5% |
| 第98議会 | 1983–1985 | レーガン (共) | 共 | 民 | 両院ねじれ | +27.3% |
| 第99議会 | 1985–1987 | レーガン (共) | 共 | 民 | 両院ねじれ | +54.4% |
| 第100議会 | 1987–1989 | レーガン (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +19.9% |
| 第101議会 | 1989–1991 | ブッシュ(父) (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +21.1% |
| 第102議会 | 1991–1993 | ブッシュ(父) (共) | 民 | 民 | 野党議会 | +48.0% |
| 第103議会 | 1993–1995 | クリントン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +11.0% |
| 第104議会 | 1995–1997 | クリントン (民) | 共 | 共 | 野党議会 | +65.9% |
| 第105議会 | 1997–1999 | クリントン (民) | 共 | 共 | 野党議会 | +63.1% |
| 第106議会 | 1999–2001 | クリントン (民) | 共 | 共 | 野党議会 | +10.7% |
| 第107議会 | 2001–2003 | ブッシュ(子) (共) | 民 | 共 | 両院ねじれ \* | -30.0% |
| 第108議会 | 2003–2005 | ブッシュ(子) (共) | 共 | 共 | 統一政府 | +47.4% |
| 第109議会 | 2005–2007 | ブッシュ(子) (共) | 共 | 共 | 統一政府 | +22.4% |
| 第110議会 | 2007–2009 | ブッシュ(子) (共) | 民 | 民 | 野党議会 | -33.0% |
| 第111議会 | 2009–2011 | オバマ (民) | 民 | 民 | 統一政府 | +51.0% |
| 第112議会 | 2011–2013 | オバマ (民) | 民 | 共 | 両院ねじれ | +16.9% |
| 第113議会 | 2013–2015 | オバマ (民) | 民 | 共 | 両院ねじれ | +51.0% |
| 第114議会 | 2015–2017 | オバマ (民) | 共 | 共 | 野党議会 | +13.8% |
| 第115議会 | 2017–2019 | トランプ (共) | 共 | 共 | 統一政府 | +16.2% |
| 第116議会 | 2019–2021 | トランプ (共) | 共 | 民 | 両院ねじれ | +62.0% |
| 第117議会 | 2021–2023 | バイデン (民) | 民 | 民 | 統一政府 | -0.8% |
| 第118議会 | 2023–2025 | バイデン (民) | 民 | 共 | 両院ねじれ | +58.4% |
\* 第107議会の上院は二度支配が入れ替わった。上の方法論の注記を参照。
このうち二つの項目がドラマの大半を担っている。サンプル中最良の会期は第74議会(1935–1937年)、ルーズベルトの三権独占で、市場が大恐慌から這い上がるなかで +91.6% を記録した。最悪は第72議会(1931–1933年)、フーバー政権下の両院ねじれで −48.6%。どちらのリターンも議席表とはほとんど関係がなかった。それこそが、このページ全体にふさわしい正直な枠組みである。権力構成は2年の窓に入る小さな入力の一つにすぎず、同じ窓には景気循環も、FRBも、たまたまその時期に到来した危機も入っている。

では、ねじれはせめて穏やかだったのか
分割政府が高いリターンをもたらさないのなら、せめて乗り心地は滑らかにしてくれるのかもしれない。おそらくそれこそが、この決まり文句に埋め込まれた本当の主張だ。ねじれのほうが儲かるのではなく、政策由来のテールリスクを取り除いてくれる、という主張である。
これも成り立たない。戦後の議会全体で、年率ボラティリティは統一政府が 12.3%、両院ねじれが 15.0%、野党議会が 14.8% だった。会期中の平均最大ドローダウンは、統一政府が −10.8%、両院ねじれが −15.3%、野党議会が −17.5%。各区分で最も深かった単一のドローダウンも同じことを語る。統一政府 −24.8%、両院ねじれ −37.6%、野党議会 −46.5%。
1927–2025年の全サンプルではボラティリティ差は15.8%対16.3%まで縮まる。統一政府の区分が大恐慌を吸収しなければならないからだ。それでも向きが反転することはない。私たちが走らせたすべてのリスク指標において、一つの政党がワシントンを握っていた期間のほうが静かだった。
政治変数を原因として扱うのをやめれば、この点に不思議はない。統一政府は決定的な選挙のあとに生まれやすく、決定的な選挙はすでに危機に陥っていない時期に起きやすい。一方、現代史でもっとも急な下落——1973–74年、2000–02年、2008年——は、たまたまワシントンが分裂していた会期に落ちた。権力構成がそれらの相場を作ったのではない。ただ隣に立っていただけだ。

現代は逆方向に走っている
これをトレードに仕立てようとする人を思いとどまらせるべき発見が、ここにある。
直近の完全な10議会——第109議会から第118議会、2005年1月から2025年1月まで——を取る。この区間では、分割政府が統一政府を上回った。会期あたり +28.2% 対 +22.2% である。一世紀分の優位は、現代のデータで縮むどころか反転している。
実際に保有できた商品で交差検証しても同じことが言える。まったく同じ10の窓について SPY の価格リターンを使うと、分割政府の会期は平均 +22.2%、統一政府の会期は +17.7% だった。商品が違い、リターンの定義も違うのに、反転は同じである。
この区間の統一政府4会期は、第109議会(+22.4%)、第111議会(+51.0%)、第115議会(+16.2%)、第117議会(−0.8%)。分割政府の6会期には、現代でもっとも強い二つの結果——第116議会 +62.0%、第118議会 +58.4%——と、最悪の第110議会 −33.0% の両方が含まれる。
98年のサンプルのうち直近20年で符号が反転する効果は、行動の根拠にできるシグナルではない。それは信頼区間の広い歴史的パターンであり、しかも記録の現代側の半分こそが、あなたが実際に売買している市場にいちばん似ている。
2026年11月3日に本当に賭けられているもの
第119議会は共和党の三権独占である。ホワイトハウス、僅差の上院多数、そして一桁の下院多数。11月3日、有権者は2027年1月3日に開会する第120議会を選ぶ。現実の争点は、この三権独占が生き延びるかどうかだ。
歴史はこの実験をすでに15回行っている。1930年以降、現職の三権独占が投票にかけられた中間選挙は15回。有権者はそれを7回維持し、8回壊した。
| 中間選挙の結果 | 回数 | 2年平均リターン | 中央値 | 上昇 |
|---|---|---|---|---|
| 三権独占が維持された | 7 | +47.3% | +46.9% | 7回中6回 |
| 三権独占が壊された | 8 | +20.3% | +26.4% | 8回中6回 |
表面上は現状維持側の決定的な優位に見える。だが、そうではない。真剣に受け止めるべき理由が三つある。
平均値は、投票と無関係な危機に支配されている。 三権独占が壊れた側には、第72議会(−48.6%、大恐慌のどん底)と第110議会(−33.0%、世界金融危機)が入っている。この二つを外すと、残る6会期の平均は +40.7% になる。壊れた側の中央値は +20.3% ではなく +26.4% であり、勝率8回中6回は、維持された側の7回中6回と実質的に同じだ。
直近の記録は逆を向いている。 有権者が直近で三権独占を壊した2018年と2022年、その後2年のリターンは +62.0% と +58.4%——「壊れた」群の中で2位と3位である。3番目に新しい2010年の中間選挙は +16.9% だった。
そして7対8の観測値は証拠ではない。 それは小数点のついた逸話にすぎない。
ちなみに現会期は両群を上回るペースで進んでいる。第119議会は最初の19か月(2025年1月〜2026年7月)で約 +28.9% を記録しており、このペースが続けば統一政府の分布の上端付近に着地する。それが続くかどうかは議席表よりFRBの経路に大きく左右される。これは9月の利下げ判断と中間選挙で扱ったテーマである。
誰が勝とうと成り立っていたもの
権力構成を丸ごと取り除くと、このデータセットには上のどれよりもはるかに頑健なパターンが二つある。
議会の1年目は2年目を上回った。 49会期全体で、1年目は平均 +14.9%、2年目は +9.4%。1年目は49回中39回、2年目は49回中35回が上昇している。これは大統領サイクルが議会の暦を通して現れたもので、1950年以降の中間選挙年と株式市場や大統領サイクルの年別リターンで記録した季節性とも一致する。
投資していることが、ワシントンを読む賢さに勝った。 49会期中40会期が上昇している。1927年以降すべての分割政府議会を避けた投資家は、5つの下落した2年区間を回避するために、20の上昇した2年区間を取り逃がしたことになる。2年リターンの方程式で支配的な項は、誰が議事槌を握るかではなく、そもそも市場にいたかどうかだ。
このデータにトレード可能なアイデアがあるとすれば、それは指数のレベルではなくセクターのレベルにある。そこでは分散がはるかに大きく、パターンもかなり持続的だ。だからこそセクター・スコアボードでは25回の中間選挙にわたって12業種すべてを測定し、2026年中間選挙の勝者・敗者マップは平均ではなくシナリオで組み立てている。
本分析の限界
自らの弱点を隠すリファレンス・ページはリファレンスではないので、率直に書く。
- サンプルが小さい。 49会期、24対25の分割。戦後のサブ区分は8、15、16の観測値しかない。ここにある結果はどれも厳密な有意性検定に耐えず、そのように提示してもいない。
- 期間が重なる。 単一国の2年窓は独立な抽出ではない。長い強気相場は複数の議会を同じ経済レジームに置く。
- 交絡。 FRB、景気循環、原油、戦争、技術サイクルはいずれも、ある院の構成よりはるかに大きく2年の窓を動かす。これらをコントロールする試みは行っていない。49観測値でそれをやれば過剰適合になるだけだ。
- 分類の限界事例。 第107議会と第117議会の上院は判断を要する分類であり、上に開示した。会派入りした無所属議員は、その会派の政党に数えている。
- 指数の範囲。 CRSPの全市場系列はS&P 500より広く小型株も含むため、指数の公表値と厳密には一致しない。
SimianXで2026年中間選挙を見る
以上のどれもポジションではない。役に立つのは、開票の夜にどの問いに意味があるかを知っておくことと、権力構成がようやく確定したときに、決まり文句より良いものを手元に持っていることだ。
そこがSimianXの得意分野である。ライブ指揮室では、SPYや任意の米国株でリアルタイム分析を走らせ、複数のAIモデルが同じチャートを前に同じ局面をめぐって公然と議論するのを見られる。選挙前後のボラティリティのあいだポジションを継続的に見張ってほしいなら、オートパイロットがエントリー、損切り、目標値をあなたの代わりに執行する。結果の出る夜に画面の前に座り続ける必要はない。どちらも同じポイント制度で動くので、本格的に取り組む前にワークフローを試せる。
11月に有用な枠組みは「どちらの党が株価に良いか」ではない。一世紀のあいだ、2年の議会会期の82%で市場は上昇してきた。権力構成が説明する分散はごくわずかだ。そして直近20年のデータは、過去100年とは逆を指している。景気循環に合わせて構える。議席表は入力の一つにとどめ、投資の論拠にはしない。
よくある質問
ねじれは株価に良いのですか。
歴史的な記録ではそうではありません。1927年以降の49議会で、米国市場は統一政府の下で2年会期あたり +30.6%、分割政府の下で +22.5% でした。しかも統一政府の会期のほうがボラティリティが低く、ドローダウンも浅かったのです。唯一の本当の例外は両院ねじれ——下院と上院を別の政党が握る形——で、戦後の平均は +32.2% と、すべての構成の中で最良でした。
両院ねじれと野党議会は何が違うのですか。
両院ねじれは下院と上院を別々の政党が支配し、立法府が内部で動かなくなる状態です。野党議会は大統領の政党がどちらの院も握っていない状態です。戦後、前者は会期あたり平均 +32.2%、後者は +22.1% でした。同じ語で呼ばれがちな二つのあいだに、10ポイントの差があります。
民主党政権と共和党政権では、どちらの株式市場が良いのですか。
このサンプルでは、民主党大統領下の会期は平均 +32.2%、共和党大統領下は +20.0% でした。この差はデータ上は実在しますが、予測としてはほとんど意味がありません。互いに重なる26対23の観測値であり、大恐慌、二度の石油危機、2008年の危機がたまたまそこに落ちただけです。大統領の所属政党は投資可能な変数ではありません。
中間選挙のあと、株式市場はどうなりますか。
歴史的に、中間選挙後の12か月は際立って強く、中間選挙の年そのものは4年サイクルで最も弱い年です。このパターンは中間選挙年のリファレンス表で詳しく記録し、市場のどの部分がその反発を捉えたかというセクター版はセクター・スコアボードにまとめています。
2026年に共和党が三権独占を守ったら強気材料ですか。
一世紀の平均では、中間選挙を生き延びた三権独占のその後2年は +47.3%、壊れた場合は +20.3% でした。ただしそれは7対8の観測値であり、壊れた側の平均は1931年と2007年に引き下げられ、直近2回の崩壊は +62.0% と +58.4% でした。シグナルではなく文脈として扱ってください。
このデータは何に基づいていますか。
ケネス・R・フレンチ・データライブラリの、配当再投資を含むCRSP時価総額加重の米国株式市場トータルリターン(月次)を、各議会に合わせた24か月の窓で集計しています。政党支配は上下両院の公式記録によります。SPYによる交差検証は株式分割調整済みの価格リターンで、本文中にその旨を明記しています。
出典とさらに読む
- ケネス・R・フレンチ・データライブラリ——ダートマス大学。1926年7月以降の月次市場リターン。
- 米国上院 党派別議席——議会ごとの上院多数党の公式記録。
- 米国下院 党派別議席——議会ごとの下院多数党の公式記録。
- 歴代米国議会の党派別議席——議席数と三権独占フラグの一覧。
- 合衆国憲法修正第20条——1935年発効の1月3日開会日。
- 分割政府——定義と歴史的な頻度。



