サンタクロース・ラリーの歴史:S&P 500の76年分のデータ(1950〜2025年)
2026年10月更新。2026年1月5日に終わった期間と2026年10月15日の終値までのデータを反映しています。2026〜27年の期間が2027年1月5日に終了した後、このページを更新します。
要点: サンタクロース・ラリーとは、12月最後の5営業日と1月最初の2営業日におけるS&P 500の値動きのことです。1950〜2025年の76年のうち58年でプラスとなり、平均は+1.2%でした。2023年、2024年、2025年は不発でした。2026年の期間は2026年12月24日〜2027年1月5日です。
サンタクロース・ラリー(サンタラリー)は、ウォール街で最もよく引用される季節性のパターンの一つであり、最も検証しやすいパターンの一つでもあります。このページでは、提唱者が定めた定義どおりに、1950年以降のすべての年について、独立した2つのデータ提供元のS&P 500終値を使って測定しています。すべての期間と、その後の1月および翌年1年間の騰落、そしてラリーが起きなかった18年のあとに何が起きたかを、2023年、2024年、2025年の3年連続の不発も含めて一覧にしています。
サンタクロース・ラリー 2026年の日程
2026〜27年の期間は7営業日で、そのうち1日は短縮取引日です。2026年のクリスマスと2027年の元日がいずれも金曜日にあたるため、期間中に3連休が2回入ります。日付はNYSEの公式休場日カレンダーに基づいており、当サイトの2027年の米国株休場日カレンダーにも掲載しています。
| 期間の日 | 日付 | NYSEの取引 |
|---|---|---|
| 起点(終値) | 2026年12月23日(水) | 通常取引。この日の終値が計算の基準 |
| 1日目 | 2026年12月24日(木) | 短縮取引、米東部時間午後1時に終了 |
| — | 2026年12月25日(金) | 休場(クリスマス) |
| 2日目 | 2026年12月28日(月) | 通常取引 |
| 3日目 | 2026年12月29日(火) | 通常取引 |
| 4日目 | 2026年12月30日(水) | 通常取引 |
| 5日目 | 2026年12月31日(木) | 終日の通常取引 |
| — | 2027年1月1日(金) | 休場(元日) |
| 6日目 | 2027年1月4日(月) | 通常取引 |
| 7日目 | 2027年1月5日(火) | 通常取引。この日の終値で期間が終了 |
つまり2026〜27年のサンタクロース・ラリーは、2026年12月23日の終値から2027年1月5日の終値までのS&P 500の変化率です。この終値が確定した後、以下のすべての表に結果を追加します。
サンタクロース・ラリーとは
Stock Trader's Almanacの創刊者であるYale Hirschは、1972年版の同誌で初めてこのパターンを取り上げました。その定義は具体的で、12月最後の5営業日と1月最初の2営業日、合計7営業日です。12月全体でも、クリスマス前の1週間でも、漠然とした「年末年始」でもありません。12月には株価の上昇をすべてこの言葉で呼ぶ見出しが多いため、この区別は重要です。
正確に測ると、期間は7営業日の初日の前営業日の終値から始まり、7日目の終値で終わります。たとえば2025〜26年は、起点が2025年12月23日(火)の終値(6,909.79)で、2026年1月5日(月)の終値(6,902.05)で期間が終わり、変化率は−0.11%でした。
Hirschはこの定義に、今も毎年12月に繰り返される韻文を添えました。「If Santa Claus should fail to call, bears may come to Broad and Wall.」(サンタクロースが来なければ、ブロード街とウォール街に熊がやって来るかもしれない)。ブロード街とウォール街はニューヨーク証券取引所の前で交わる通りです。この一節は、ラリーが起きないことはその後数か月への警告だと主張しています。以下では、この考え方の両面、つまりラリーそのものと警告の両方を検証します。
サンタクロース・ラリーの歴史:1950〜2025年の主要な数字

76回の期間のうち、S&P 500が上昇したのは58回(76.3%)、下落または横ばいは18回(23.7%)でした。期間の平均騰落率は+1.25%、中央値は+1.21%です。Stock Trader's Almanacも独自の計算で同程度の数字を示しており、1950年以降の平均は約1.3%、成功率は76%としています。
これらの数字に意味を与える比較対象は、ごく普通の7営業日です。同じ1950〜2025年の期間で、7営業日ずつずらしたすべての期間の平均は+0.25%、プラスになった割合は57.9%でした。
| 指標(S&P 500の価格変化) | サンタクロース・ラリー期間 | 任意の7営業日 |
|---|---|---|
| 観測数 | 76 | 18,887 |
| プラスの割合 | 76.3% | 57.9% |
| 平均変化率 | +1.25% | +0.25% |
| 変化率の中央値 | +1.21% | +0.40% |
| プラス時の平均 | +2.11% | — |
| マイナス時の平均 | −1.54% | — |
| 最大 | +7.45%(2008〜09年) | — |
| 最小 | −4.04%(1999〜2000年) | — |
この尺度で見ると、この期間は平均して通常の7営業日の約5倍のリターンをもたらしてきました。上昇幅の大きかった上位5回は、2008年(+7.45%)、1974年(+7.20%)、1973年(+6.69%)、2000年(+5.70%)、1991年(+5.68%)です。5回のうち4回はベア相場の最中かその直後で、指数の反発余地が大きい時期でした。日付は当サイトの1929年以降のS&P 500ベア相場全記録と照らし合わせてください。下位5回は1999年(−4.04%)、1990年(−2.97%)、2014年(−2.96%)、2007年(−2.51%)、2015年(−2.30%)でした。
1950年以降のすべてのサンタクロース・ラリー:全年一覧表
各行は期間が始まった12月の年で表示しています。「翌1月」は翌年1月1か月間(12月31日の終値から1月31日の終値まで)のS&P 500の変化率、「翌年」は翌暦年の価格リターンです。不発だった期間は太字で示しています。
| 年 | 期間(初日〜最終日) | S&P 500の変化率 | 翌1月 | 翌年 |
|---|---|---|---|---|
| 1950 | 12月22日〜1951年1月3日 | +3.6% | +6.0% | +16.3% |
| 1951 | 12月24日〜1952年1月3日 | +1.6% | +1.6% | +11.8% |
| 1952 | 12月24日〜1953年1月5日 | +1.8% | −0.7% | −6.6% |
| 1953 | 12月24日〜1954年1月5日 | +1.7% | +5.1% | +45.0% |
| 1954 | 12月27日〜1955年1月4日 | +3.0% | +1.8% | +26.4% |
| 1955 | 12月23日〜1956年1月4日 | −0.9% | −3.6% | +2.6% |
| 1956 | 12月21日〜1957年1月3日 | +1.2% | −4.2% | −14.3% |
| 1957 | 12月24日〜1958年1月3日 | +3.5% | +4.3% | +38.1% |
| 1958 | 12月23日〜1959年1月5日 | +3.6% | +0.4% | +8.5% |
| 1959 | 12月24日〜1960年1月5日 | +2.4% | −7.1% | −3.0% |
| 1960 | 12月23日〜1961年1月4日 | +1.7% | +6.3% | +23.1% |
| 1961 | 12月22日〜1962年1月3日 | +0.4% | −3.8% | −11.8% |
| 1962 | 12月24日〜1963年1月3日 | +1.7% | +4.9% | +18.9% |
| 1963 | 12月24日〜1964年1月3日 | +2.3% | +2.7% | +13.0% |
| 1964 | 12月24日〜1965年1月5日 | +0.6% | +3.3% | +9.1% |
| 1965 | 12月27日〜1966年1月4日 | +0.1% | +0.5% | −13.1% |
| 1966 | 12月23日〜1967年1月4日 | −1.4% | +7.8% | +20.1% |
| 1967 | 12月22日〜1968年1月3日 | +0.3% | −4.4% | +7.7% |
| 1968 | 12月24日〜1969年1月3日 | −1.2% | −0.8% | −11.4% |
| 1969 | 12月24日〜1970年1月5日 | +3.6% | −7.6% | +0.1% |
| 1970 | 12月24日〜1971年1月5日 | +1.9% | +4.0% | +10.8% |
| 1971 | 12月27日〜1972年1月4日 | +1.3% | +1.8% | +15.6% |
| 1972 | 12月21日〜1973年1月3日 | +3.1% | −1.7% | −17.4% |
| 1973 | 12月24日〜1974年1月3日 | +6.7% | −1.0% | −29.7% |
| 1974 | 12月24日〜1975年1月3日 | +7.2% | +12.3% | +31.5% |
| 1975 | 12月24日〜1976年1月5日 | +4.3% | +11.8% | +19.1% |
| 1976 | 12月27日〜1977年1月4日 | +0.8% | −5.1% | −11.5% |
| 1977 | 12月23日〜1978年1月4日 | −0.3% | −6.2% | +1.1% |
| 1978 | 12月22日〜1979年1月3日 | +3.3% | +4.0% | +12.3% |
| 1979 | 12月24日〜1980年1月3日 | −2.2% | +5.8% | +25.8% |
| 1980 | 12月24日〜1981年1月5日 | +2.0% | −4.6% | −9.7% |
| 1981 | 12月24日〜1982年1月5日 | −1.8% | −1.8% | +14.8% |
| 1982 | 12月27日〜1983年1月4日 | +1.2% | +3.3% | +17.3% |
| 1983 | 12月23日〜1984年1月4日 | +2.0%¹ | −0.9% | +1.4% |
| 1984 | 12月24日〜1985年1月3日 | −0.6% | +7.4% | +26.3% |
| 1985 | 12月24日〜1986年1月3日 | +1.1% | +0.2% | +14.6% |
| 1986 | 12月24日〜1987年1月5日 | +2.4% | +13.2% | +2.0% |
| 1987 | 12月24日〜1988年1月5日 | +2.2% | +4.0% | +12.4% |
| 1988 | 12月23日〜1989年1月4日 | +0.9% | +7.1% | +27.3% |
| 1989 | 12月22日〜1990年1月3日 | +4.1% | −6.9% | −6.6% |
| 1990 | 12月24日〜1991年1月3日 | −3.0% | +4.2% | +26.3% |
| 1991 | 12月24日〜1992年1月3日 | +5.7% | −2.0% | +4.5% |
| 1992 | 12月24日〜1993年1月5日 | −1.1% | +0.7% | +7.1% |
| 1993 | 12月27日〜1994年1月4日 | −0.1% | +3.3% | −1.5% |
| 1994 | 12月23日〜1995年1月4日 | +0.2% | +2.4% | +34.1% |
| 1995 | 12月22日〜1996年1月3日 | +1.8% | +3.3% | +20.3% |
| 1996 | 12月24日〜1997年1月3日 | +0.1% | +6.1% | +31.0% |
| 1997 | 12月24日〜1998年1月5日 | +4.0% | +1.0% | +26.7% |
| 1998 | 12月24日〜1999年1月5日 | +1.3% | +4.1% | +19.5% |
| 1999 | 12月27日〜2000年1月4日 | −4.0% | −5.1% | −10.1% |
| 2000 | 12月22日〜2001年1月3日 | +5.7% | +3.5% | −13.0% |
| 2001 | 12月24日〜2002年1月3日 | +1.8% | −1.6% | −23.4% |
| 2002 | 12月24日〜2003年1月3日 | +1.2% | −2.7% | +26.4% |
| 2003 | 12月24日〜2004年1月5日 | +2.4% | +1.7% | +9.0% |
| 2004 | 12月27日〜2005年1月4日 | −1.8% | −2.5% | +3.0% |
| 2005 | 12月23日〜2006年1月4日 | +0.4% | +2.5% | +13.6% |
| 2006 | 12月22日〜2007年1月4日 | +0.003% | +1.4% | +3.5% |
| 2007 | 12月24日〜2008年1月3日 | −2.5% | −6.1% | −38.5% |
| 2008 | 12月24日〜2009年1月5日 | +7.4% | −8.6% | +23.5% |
| 2009 | 12月24日〜2010年1月5日 | +1.4% | −3.7% | +12.8% |
| 2010 | 12月27日〜2011年1月4日 | +1.1% | +2.3% | −0.003% |
| 2011 | 12月23日〜2012年1月4日 | +1.9% | +4.4% | +13.4% |
| 2012 | 12月24日〜2013年1月3日 | +2.0% | +5.0% | +29.6% |
| 2013 | 12月24日〜2014年1月3日 | +0.2% | −3.6% | +11.4% |
| 2014 | 12月24日〜2015年1月5日 | −3.0% | −3.1% | −0.7% |
| 2015 | 12月24日〜2016年1月5日 | −2.3% | −5.1% | +9.5% |
| 2016 | 12月23日〜2017年1月4日 | +0.4% | +1.8% | +19.4% |
| 2017 | 12月22日〜2018年1月3日 | +1.1% | +5.6% | −6.2% |
| 2018 | 12月24日〜2019年1月3日 | +1.3% | +7.9% | +28.9% |
| 2019 | 12月24日〜2020年1月3日 | +0.3% | −0.2% | +16.3% |
| 2020 | 12月24日〜2021年1月5日 | +1.0% | −1.1% | +26.9% |
| 2021 | 12月27日〜2022年1月4日 | +1.4% | −5.3% | −19.4% |
| 2022 | 12月23日〜2023年1月4日 | +0.8% | +6.2% | +24.2% |
| 2023 | 12月22日〜2024年1月3日 | −0.9% | +1.6% | +23.3% |
| 2024 | 12月24日〜2025年1月3日 | −0.5% | +2.7% | +16.4% |
| 2025 | 12月24日〜2026年1月5日 | −0.1% | +1.4% | 年初来+13.1%² |
¹ 1983年12月22日の終値について2つのデータ提供元の値が異なり(163.53と163.27)、変化率は+2.0%または+2.2%になります。どちらでもプラスです。² 2026年10月15日の終値までの2026年の価格リターンです。2006年は0.003%の上昇でプラスとして数えています。2011年は0.003%の下落でした。1952年まではNYSEが一部の土曜日にも取引を行っていました。その取引日を数えると、1950年と1951年の期間はそれぞれ+3.6%と+1.6%ではなく、+3.1%と+1.4%になります。
年代別のサンタクロース・ラリー

このパターンは安定していません。期間の平均騰落率は1950年代と1970年代には+2%を超えていましたが、2010年以降は+0.3%前後にとどまっています。
| 年代 | 期間数 | プラス | 平均 | 中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 1950年代 | 10 | 9 | +2.14% | +2.11% |
| 1960年代 | 10 | 8 | +0.81% | +0.48% |
| 1970年代 | 10 | 8 | +2.62% | +2.50% |
| 1980年代 | 10 | 8 | +1.33% | +1.57% |
| 1990年代 | 10 | 6 | +0.50% | +0.19% |
| 2000年代 | 10 | 8 | +1.61% | +1.34% |
| 2010年代 | 10 | 8 | +0.30% | +0.75% |
| 2020〜2025年 | 6 | 3 | +0.28% | +0.34% |
2つに分けると、1950〜2009年の60回は平均+1.50%でプラスは47回(78%)、2010〜2025年の16回は平均+0.30%でプラスは11回(69%)でした。勝率の低下よりも、値幅の縮小のほうが大きくなっています。毎年金融メディアで取り上げられるパターンは予想しやすく、よく知られた期間の前に買いが入ると、その上昇が12月中旬へ前倒しされやすくなります。同じような効果の薄れは、当サイトのS&P 500の季節性に関する分析で取り上げた1月効果など、広く知られた他のアノマリーにも見られます。
「サンタクロースが来なければ」:18回の不発のあとに起きたこと

Hirschの警告は、このパターンのなかで毎年1月に最もよく引用される部分です。1950年以降に不発だったすべての期間と、その後の動きを示します。
| 年 | 期間の終了日 | S&P 500の変化率 | 翌1月 | 翌年 |
|---|---|---|---|---|
| 1955 | 1956年1月4日 | −0.9% | −3.6% | +2.6% |
| 1966 | 1967年1月4日 | −1.4% | +7.8% | +20.1% |
| 1968 | 1969年1月3日 | −1.2% | −0.8% | −11.4% |
| 1977 | 1978年1月4日 | −0.3% | −6.2% | +1.1% |
| 1979 | 1980年1月3日 | −2.2% | +5.8% | +25.8% |
| 1981 | 1982年1月5日 | −1.8% | −1.8% | +14.8% |
| 1984 | 1985年1月3日 | −0.6% | +7.4% | +26.3% |
| 1990 | 1991年1月3日 | −3.0% | +4.2% | +26.3% |
| 1992 | 1993年1月5日 | −1.1% | +0.7% | +7.1% |
| 1993 | 1994年1月4日 | −0.1% | +3.3% | −1.5% |
| 1999 | 2000年1月4日 | −4.0% | −5.1% | −10.1% |
| 2004 | 2005年1月4日 | −1.8% | −2.5% | +3.0% |
| 2007 | 2008年1月3日 | −2.5% | −6.1% | −38.5% |
| 2014 | 2015年1月5日 | −3.0% | −3.1% | −0.7% |
| 2015 | 2016年1月5日 | −2.3% | −5.1% | +9.5% |
| 2023 | 2024年1月3日 | −0.9% | +1.6% | +23.3% |
| 2024 | 2025年1月3日 | −0.5% | +2.7% | +16.4% |
| 2025 | 2026年1月5日 | −0.1% | +1.4% | 現時点で+13.1% |
記録が裏付けるのは、一般に引用されるよりも弱い形の韻文です。
- 不発のあとの1月は横ばいでした。 不発だった期間の翌1月の平均は+0.03%で、18回中9回がマイナスでした。成功した期間の翌1月は平均+1.40%で、64%の確率で上昇しました。
- それでも翌年1年間はたいていプラスでした。 不発のあとの完了した17年のうち12年(71%)が上昇で終わり、ラリーのあとの58年では43年(74%)でした。平均は+6.7%と+10.2%で不発後のほうが低く、中央値は+7.1%と+12.6%でした。
- 2回の不発は大きなベア相場の直前でした。 2000年1月4日に終わった期間は4.0%下落し、S&P 500は2000年3月に天井をつけたあと、2002年10月までに49%下落しました。2008年1月3日に終わった期間は2.5%下落し、2008年は1937年以来最悪の年(−38.5%)となりました。この韻文の評判の大部分は、この2つの事例によるものです。
- 好調な年の前の不発も同じくらいあります。 1979年、1984年、1990年、2023年はいずれも不発でしたが、翌年はどれも23%を超える上昇でした。
2つ目の検証として、各期間のあと12か月間の最大下落率を見ます。20%以上の下落があったのは、完了した不発17回のうち1回(2007年)、ラリー58回のうち12回でした。10%以上の下落は、不発17回中9回、ラリー58回中31回でした。この証拠から見ると、サンタクロース・ラリーの不発はベア相場の信頼できる警告にはなってきませんでした。有名な2つの事例は事実ですが、反例も同様に事実です。
3年連続の不発:2023年、2024年、2025年
直近3回の期間はすべて下落しました。少なくとも1950年以降で初めての3年連続のマイナスです。それ以前の不発の連続は最長でも2年(1992〜93年と2014〜15年)でした。
- 2023〜24年(−0.88%)。 S&P 500は最初の4営業日に上昇し、2023年12月28日に最高値をわずか数ポイント下回る4,783.35で取引を終えました。その後12月29日、1月2日、1月3日に下落し、期間は4,704.81で終わりました。指数は2024年に23.3%上昇しました。
- 2024〜25年(−0.53%)。 クリスマスイブに1.10%上昇したあと、2024年12月26日から2025年1月2日まで5営業日連続で下落し、最終日に1.26%反発しました。2025年は2月19日から4月8日にかけての関税ショックによる売りで18.9%下落しながらも、年間では16.4%上昇しました。この下落は当サイトのベア相場からの回復期間一覧で計測しています。
- 2025〜26年(−0.11%)。 S&P 500は2025年12月24日に最高値の6,932.05で取引を終えたあと、年末の終値6,845.50まで4営業日連続で下落し、2026年1月2日と1月5日に下落分の大半を取り戻しました。2026年10月15日時点で、指数は年初来13.1%高の7,744.06でした。
3年連続の不発のあとに3年連続のプラス(2024年、2025年、そして現時点までの2026年)が続いたことは、この韻文が当てはまらなかった直近で最も明確な例です。また、期間の成績が最も弱い年代とも重なっています。
中間選挙の年のサンタクロース・ラリー
2026年12月は中間選挙の年の締めくくりにあたります。中間選挙の年には独自の季節性があるため、この点は重要です(当サイトの中間選挙の年に関する分析を参照)。1950〜2022年の19回の中間選挙の年の12月に始まったサンタクロース・ラリー期間は、16回がプラスで平均は+1.39%、中央値は+1.29%でした。不発の3回は1966年、1990年、2014年です。19回の観測では、全体の勝率76%と区別するには少なすぎます。中間選挙の年の数字は全体のサンプルと同程度であり、独立したシグナルではありません。
ラリーあり・なしの比較
| 期間のあと… | ラリーあり(58年) | ラリーなし(18年) |
|---|---|---|
| 翌1月の平均 | +1.40% | +0.03% |
| 翌1月がプラスの割合 | 64% | 50% |
| 翌年の平均 | +10.2% | +6.7%(17年) |
| 翌年の中央値 | +12.6% | +7.1% |
| 翌年がプラスの割合 | 74% | 71% |
| 12か月以内に20%以上の下落 | 58回中12回 | 17回中1回 |
| 12か月以内に10%以上の下落 | 58回中31回 | 17回中9回 |
平均の方向はHirschの考えと合っています。不発のあとの1年は平均すると弱めでした。しかし、その差は結果のばらつきに比べて小さく、下落回数はむしろ逆の傾向を示しています。完了した不発が17回しかないため、2008年のような1年だけで平均が2ポイント以上動きます。
ラリーが起きる理由と、縮小した理由
一般に認められた説明はありません。よく挙げられるのは次のものです。
- 年末年始の薄商い。 12月最後の週には多くの機関投資家のトレーダーが休暇に入り、出来高が減るため、少しの買いでも価格が動きやすくなります。
- 年末の資金流入。 ボーナス、年金の拠出、新年の資金配分が年の変わり目前後に入ってきます。
- 節税目的の売りの終了。 米国では、課税年度の損失を確定させるための売りが12月に集中し、年が明けると止まります。
- お化粧買いと1月に向けたポジション調整。 ポートフォリオマネジャーは年末の報告前に保有銘柄を調整し、一部の投資家は1月効果を見込んで先回りして買います。
これらの説明はいずれも、2010年以降の縮小を説明できません。最も可能性が高い理由は、このパターンが広く知られていることです。多くの投資家が期間の前に買えば、その上昇は前倒しになります。また、NYSEの休場日カレンダーも毎年この期間の形を左右します。2026〜27年は、期間中に3連休が2回入ります。
サンタクロース・ラリーの使い方(そして分からないこと)
この期間は7営業日の統計であり、過去には通常の1週間を約1ポイント上回る優位性があった一方、不発の確率は24%で、近年はその優位性も小さくなっています。指数の過去の動きを表すものであり、それ自体は売買シグナルではありません。実用的な使い方は背景情報として捉えることです。12月最後の週が約4回に3回プラスだったと知っていれば、静かに上昇する年末の1週間は驚くことではなく、下落する1週間も凶兆ではなく一つのデータ点だと受け止められます。
この期間をリアルタイムで追うなら、SimianXのマルチエージェントによるリアルタイム分析をS&P 500のETFであるSPYで実行でき、Market Pulseは年末年始の週に指数を動かすニュースを評価します。それ以外の時期については、当サイトの大統領サイクルのデータとS&P 500史上最悪の20日間の一覧が、より長期のパターンを扱っています。市場の歴史に関する参考ページはすべて市場の歴史トピックページにまとめています。
よくある質問
サンタクロース・ラリーとは何ですか?
12月最後の5営業日と1月最初の2営業日におけるS&P 500の変化のことで、1972年のStock Trader's AlmanacでYale Hirschが定義しました。1950〜2025年には76年中58年でプラスとなり、平均は+1.2%でした。
2026年のサンタクロース・ラリーはいつですか?
2026〜27年の期間は2026年12月24日(木)から2027年1月5日(火)までです。2026年12月23日の終値から2027年1月5日の終値までで測定します。12月24日は短縮取引日で、12月25日と1月1日は休場です。
サンタクロース・ラリーは毎年起きますか?
いいえ。1950年以降の76年のうち18年で不発となり、2023年、2024年、2025年は3年連続でした。この連続以前は、不発の連続は最長2年でした。
サンタクロース・ラリーの期間に株価はどのくらい上がりますか?
1950〜2025年の7営業日のS&P 500の平均上昇率は+1.25%、中央値は+1.21%でした。2010年以降の平均は+0.30%です。最大のラリーは2008〜09年の+7.45%、最大の下落は1999〜2000年の−4.04%でした。
サンタクロース・ラリーが起きなかったらどうなりますか?
過去には、翌1月は平均して横ばい(+0.03%)で、翌年1年間の平均は+6.7%と、ラリーのあとの+10.2%を下回りました。それでも、不発のあとの完了した17年のうち12年は上昇で終わっています。2000年と2008年の前の不発はベア相場に先行しましたが、1980年、1985年、1991年、2024年の前の不発は23%を超える上昇に先行しました。
2025年にサンタクロース・ラリーは起きましたか?
いいえ。2025〜26年の期間は、2025年12月23日の6,909.79から2026年1月5日の6,902.05まで0.11%下落しました。それでもS&P 500は10月15日時点で2026年の年初来13.1%高でした。
サンタクロース・ラリーは12月効果や1月効果と同じものですか?
いいえ。サンタクロース・ラリーは特定の7営業日を対象とします。12月全体は1950年以降、比較的強い月の一つであり、1月効果は1月に小型株が大型株を上回る現象を指します。どちらも当サイトの季節性の分析で取り上げています。
サンタクロース・ラリーは12月下旬に株を買う十分な理由になりますか?
それだけでは理由になりません。優位性は7営業日で約1ポイントにすぎず、2010年以降は縮小しており、期間の4分の1は損失で終わっています。売買のルールとしてではなく、背景情報として使うほうが適しています。
算出方法と出典
- 定義。 Stock Trader's Almanacに従い、12月最後の5営業日と1月最初の2営業日としています。騰落率は、期間の前営業日の終値から7日目の終値までです。各期間はその12月が属する年で表示しており、1950年は1950年12月〜1951年1月を指します。
- 価格。 S&P 500の日次終値(価格指数、配当は含まない)はYahoo Finance(^GSPC)のデータを使い、CNBCの独立した指数履歴(.SPX)と照合しました。期間の日付は76年すべてで一致しました。騰落率は76回中75回で小数第1位まで一致し、例外の1983年は脚注に記載しています。直近の終値はFREDとも照合しました。
- 翌1月は12月31日の終値から1月最後の終値まで、翌年は翌暦年の価格リターンです。最大下落率は、期間後252営業日の終値ベースでの高値から安値までの最大の下落率です。
- 比較の基準。 1950年12月から2026年1月5日までの、7営業日ずつずらしたすべての期間です。
- カレンダー。 NYSEの休場日と短縮取引の日程は取引所が公表しているカレンダーに基づいています。1953年以前の営業日数には土曜日の取引日を含めていません(表の脚注を参照)。
- データは2026年10月16日に集計しました。このページは情報提供のみを目的としており、投資助言ではありません。
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