中間選挙後のナスダック(Nasdaq):1974年以降のすべての中間選挙
データは2026年11月3日終値まで。以下の数字はすべて、セントルイス連邦準備銀行が公開するナスダック総合指数の日次終値(FRED系列 NASDAQCOM)と、Cboe の S&P 500 日次履歴データから再計算したものです。
結論: 1974年以降の米中間選挙13回のうち、選挙日前の最後の終値を基準にすると、ナスダック総合指数は選挙の12カ月後に 12回 上昇しており、平均上昇率は +25.7% (中央値 +19.6% )でした。1978年以降の12回では、選挙後12カ月間で S&P 500 を上回ったのが 11回 で、上回った幅の中央値は 9.5ポイント です。中間選挙の年の9月30日から翌年6月30日までの期間では 13サイクル中12回 上昇し、平均は +29.4% 。それ以外の年の同じ期間の平均 +7.2% を大きく上回ります。12カ月でマイナスになった唯一の例は1986〜87年( −11.4% )で、1987年10月の暴落に見舞われました。13回の選挙はごく小さなサンプルです。2026年のナスダックは、投票前日の11月2日(月)に 25,164.36 で引けました。年初来では +8.3% ですが、9月30日の終値を 6.3% 下回り、10月6日の過去最高値からは 8.8% 下の水準です。
結果(米東部時間2026年11月4日午前1時50分時点): 民主党が上院と下院の両方で支配権を獲得した。AP と NBC News が当確を報じた。AP の集計(米東部時間午前1時30分時点)では、民主党は共和党の上院7議席と下院16議席を奪っていた。2027年1月3日以降、議会はもはやホワイトハウスの与党が完全に握る状態ではなくなる。
「中間選挙の後、ナスダックはどうなるのか」は、米中間選挙の週に最も検索される相場の疑問のひとつですが、多くの回答は S&P 500 の実績を流用しています。当サイトの中間選挙後の株式市場は1950年以降の全サイクルの S&P 500 を、ナスダックの年別リターン表は1971年以降の各暦年を、ナスダック史上最悪の日は歴代の急落を扱っています。本稿はそのどれも答えていない、より絞り込んだ問いに答えます。 ナスダック総合指数そのものは、誕生以来経験した13回の中間選挙の後にどう動き、S&P 500 を上回ったのか、下回ったのか。
要点を一言でいえば、中間選挙後のナスダックの実績は「振れ幅を大きくした S&P 500 の実績」です。方向はほぼ常に上向きで、上昇幅は大きく、悪かった1回は非常に悪かった。そして上昇の大半は開票の夜ではなく、選挙をはさむ3四半期に生じました。
数字の算出方法
- 指数: ナスダック総合指数。日次終値は FRED系列 NASDAQCOM から取得しました。この系列は1971年2月5日に基準値100で始まります。数字はすべて 価格リターン (配当を含まない)で、指数の通常の表示方法と同じです。
- 対象の中間選挙: 1974、1978、1982、1986、1990、1994、1998、2002、2006、2010、2014、2018、2022年の 13回 です。以下の回数はすべて「実際に起きたことの記述」であり、確率ではありません。
- 選挙日: 11月の第1月曜日の翌日の火曜日。13回の選挙日のすべてで米国株式市場は通常通り開いていました。
- 基準: 選挙日前の最後の終値 (月曜日の終値)。+1カ月、+3カ月、+12カ月の変化率は、この終値から、選挙日の1カ月後、3カ月後、12カ月後の同じ日付以前の最後の終値までで計算しています。
- 選挙翌日: 選挙日の翌日(水曜日)の終値の、選挙日終値に対する変化。つまり、結果が判明してから最初の丸1日の取引です。
- 9月30日→6月30日: 中間選挙の年の9月30日以前の最後の終値から、翌年6月30日以前の最後の終値まで。当サイトの S&P 500 中間選挙研究が、4年サイクルの中で最も強い期間として取り上げている区間です。
- S&P 500 との比較: Cboe の S&P 500 指数(SPX)日次履歴を使用しました。このデータは1975年1月2日から始まるため、1978年以降の12回の中間選挙をまったく同じ日付でカバーします。1974年については、当サイトの S&P 500 中間選挙リファレンスで公表している9月30日→6月30日のリターン +49.8% だけを使い、それ以外の1974年の S&P 500 欄は「データなし」としています。検証として、Cboe のデータはその研究の公表値を、1カ所(1982〜83年の9月→6月:本稿 +39.6%、同研究 +39.2%)を除いてすべて0.1ポイント以内で再現し、2016〜2026年の重複期間では FRED の S&P 500 系列とも一致しました。
- ベースレート: 参考として、1971年以降のナスダックの全取引日のうち、1日後、1カ月後、3カ月後、12カ月後に指数が高かった割合と、中間選挙の年に限らず毎年の9月→6月の期間も集計しました。

1974年以降の全中間選挙後のナスダック:リファレンス表
| 中間選挙(選挙日) | ナスダック、投票前の最後の終値 | 投票までの年初来騰落 | 選挙翌日 | +1カ月 | +3カ月 | +12カ月 | S&P 500、+12カ月 | ナスダック − S&P 500、12カ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1974年11月5日 | 64.62 | −29.9% | +0.2% | −8.8% | +10.0% | +19.6% | データなし | データなし |
| 1978年11月7日 | 115.08 | +9.5% | +0.1% | +3.0% | +6.7% | +16.6% | +4.9% | +11.6ポイント |
| 1982年11月2日 | 214.52 | +9.5% | +2.4% | +10.1% | +15.7% | +28.3% | +21.7% | +6.6ポイント |
| 1986年11月4日 | 361.14 | +11.1% | +0.1% | +0.8% | +11.6% | −11.4% | +1.3% | −12.6ポイント |
| 1990年11月6日 | 340.76 | −25.1% | −1.1% | +9.3% | +28.9% | +58.3% | +24.0% | +34.4ポイント |
| 1994年11月8日 | 762.31 | −1.9% | −0.04% | −5.7% | +2.8% | +37.5% | +27.8% | +9.7ポイント |
| 1998年11月3日 | 1,800.91 | +14.7% | +2.0% | +8.5% | +38.5% | +68.2% | +21.9% | +46.3ポイント |
| 2002年11月5日 | 1,396.54 | −28.4% | +1.3% | +1.0% | −6.8% | +40.8% | +15.8% | +25.0ポイント |
| 2006年11月7日 | 2,365.95 | +7.3% | +0.4% | +2.6% | +5.3% | +16.2% | +6.9% | +9.2ポイント |
| 2010年11月2日 | 2,504.84 | +10.4% | +0.3% | +3.0% | +9.8% | +5.4% | +4.5% | +0.9ポイント |
| 2014年11月4日 | 4,638.91 | +11.1% | −0.1% | +2.8% | +1.7% | +10.9% | +4.2% | +6.7ポイント |
| 2018年11月6日 | 7,328.85 | +6.2% | +2.6% | −1.9% | +0.6% | +14.8% | +12.4% | +2.4ポイント |
| 2022年11月8日 | 10,564.52 | −32.5% | −2.5% | +4.9% | +12.7% | +29.2% | +15.1% | +14.1ポイント |
| 平均 | −2.9% | +0.43% | +2.3% | +10.6% | +25.7% | +13.4% | +12.8ポイント | |
| 中央値 | +7.3% | +0.18% | +2.8% | +9.8% | +19.6% | +13.7% | +9.5ポイント | |
| 上昇回数 | 13回中8回 | 13回中9回 | 13回中10回 | 13回中12回 | 13回中12回 | 12回中12回 | ナスダックが12回中11回上回る | |
| 2026年11月3日 | 25,164.36 | +8.3% | 2026年11月4日:終値確定後に追加 | 未確定 | 未確定 | 未確定 | 未確定 | 未確定 |
この表の S&P 500 の平均は1978〜2022年の12回、ナスダックの平均は全13回を対象としています。月曜日ではなく選挙日の終値を起点にすると、S&P 500 の12カ月の数字は当サイトの S&P 500 中間選挙表とまったく同じになります。2つのデータはこの方法で突き合わせました。
この表から読み取れること:
- 1年後は13回中12回が上昇。 1986年を除くすべての中間選挙で、ナスダックは12カ月後に高くなっていました。ただし幅は大きく、上は +68.2% (1998〜99年、ドットコム相場の終盤)と +58.3% (1990〜91年)、下は +5.4% (2010〜11年)と1986〜87年のマイナスまで開きがあります。
- ナスダックはたいてい S&P 500 を上回った。 選挙後12カ月間では、1978年以降の12回中 11回 で上回り、その差は平均 12.8ポイント 、中央値 9.5ポイント でした。2010〜11年の差は1ポイント未満、1998〜99年は46.3ポイントでした。
- 最初の1カ月は平凡。 選挙1カ月後に上昇していたのは13回中10回で、中央値は +2.8% でした。大きな上昇はその後に訪れ、中央値は3カ月後で +9.8% 、12カ月後で +19.6% です。
- 最安値は早めに訪れることが多い。 13サイクル中8回では、その後12カ月間の最安値が選挙の年のうち(11月か12月)に付きました。2002〜03年は2月中旬でした。その後12カ月間に一度も選挙前の水準を下回って引けなかったのは、1982年と1998年の2回だけです。投票前終値からの下落が最も深かったのは、1987年10月28日の −19.2% でした。

9月30日から6月30日まで:ナスダックと S&P 500 の比較
当サイトの S&P 500 研究では、中間選挙の年の9月末から翌年6月末までの期間は、1950年以降の19サイクルすべてでプラスでした。同じ期間のナスダックを、同じ日付の S&P 500 と並べると次のようになります。
| 中間選挙 | ナスダック、9月30日→6月30日 | S&P 500、9月30日→6月30日 | ナスダック − S&P 500 | ナスダック、9月30日→投票前の最後の終値 | 12カ月以内のナスダック最安終値(投票前終値比) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1974–75 | +56.3% | +49.8%¹ | +6.5ポイント | +16.1% | −10.5%(1974年12月23日) |
| 1978–79 | +3.9% | +0.4% | +3.6ポイント | −13.4% | −3.6%(1978年11月14日) |
| 1982–83 | +69.8% | +39.6% | +30.2ポイント | +14.3% | +3.8%(1982年11月3日) |
| 1986–87 | +21.1% | +31.5% | −10.4ポイント | +3.0% | −19.2%(1987年10月28日) |
| 1990–91 | +38.1% | +21.3% | +16.9ポイント | −1.1% | −1.3%(1990年11月8日) |
| 1994–95 | +22.1% | +17.7% | +4.4ポイント | −0.3% | −5.7%(1994年12月9日) |
| 1998–99 | +58.6% | +35.0% | +23.6ポイント | +6.3% | +1.3%(1998年11月4日) |
| 2002–03 | +38.3% | +19.5% | +18.8ポイント | +19.2% | −9.6%(2003年2月13日) |
| 2006–07 | +15.3% | +12.5% | +2.7ポイント | +4.8% | −1.1%(2007年3月5日) |
| 2010–11 | +17.1% | +15.7% | +1.4ポイント | +5.8% | −6.7%(2011年10月3日) |
| 2014–15 | +11.0% | +4.6% | +6.4ポイント | +3.2% | −2.9%(2015年8月25日) |
| 2018–19 | −0.5% | +1.0% | −1.5ポイント | −8.9% | −15.5%(2018年12月24日) |
| 2022–23 | +30.4% | +24.1% | +6.3ポイント | −0.1% | −3.3%(2022年12月28日) |
| 平均 | +29.4% | +21.0% | +8.4ポイント | −5.7% | |
| 中央値 | +22.1% | +19.5% | +6.3ポイント | −3.6% | |
| 上昇/ナスダックが上回った回数 | 13回中12回 | 13回中13回 | 13回中11回 | 13回中2回は一度も下回らず | |
| 2026–27 | 起点 26,861.06(2026年9月30日) | 未確定 | 未確定 | −6.3% | 未確定 |
¹ 1974〜75年の S&P 500 の数字は当サイトの S&P 500 中間選挙研究によるものです。Cboe の S&P 500 日次データは1975年1月から始まります。
3つの読み方:
- この期間、完璧な記録を持つのはナスダックではなく S&P 500。 ナスダックは2018〜19年に 0.5% 下落しました。下落したのはこの1サイクルだけですが、S&P 500 は +1.0% とわずかにプラスを保ちました。それ以外はすべてプラスで、最も良かった回の上昇は桁外れです。1982〜83年は +69.8% 、1998〜99年は +58.6% でした。
- この期間のナスダックの S&P 500 に対する優位は大きいが、ばらつきもある。 13サイクル中11回で上回り、差の中央値は6.3ポイントでした。平均8.4ポイントの差は、およそ17〜30ポイントも上回った4サイクル(1982〜83、1998〜99、2002〜03、1990〜91年)に押し上げられています。6サイクルでは差が5ポイント未満か、マイナスでした。
- 出だしでつまずいた2サイクルが、最も弱い2サイクルだった。 1978年と2018年には、9月30日から投票までにナスダックがそれぞれ13.4%と8.9%下落しました。これは表の中で最も深い選挙前の下落で、この2サイクルは9月→6月の結果も最小でした(+3.9%と−0.5%)。これは主に計算上の結果で、下落そのものが期間内に含まれているためです。選挙前の終値から測ると、その後12カ月のリターンは +16.6%(1978〜79年)と +14.8%(2018〜19年)で、中央値に近い水準でした。2つの例はパターンとは言えません。
中間選挙のおかげか、単にナスダックだからか
選挙の有無にかかわらず、ナスダックは大半の12カ月間で上昇しています。1971年以降、全取引日の 76.5% で12カ月後の指数が高く、12カ月間の平均上昇率は +13.2% (中央値 +15.1% )でした。これを基準にすると、13回中12回は良い記録ではあるものの、際立ってはいません。各中間選挙が76.5%のベースレートで独立に起きる試行だとすれば、13回中12回以上の上昇が起きる確率は約 15% です。(実際にはこれらの期間は完全に独立した試行ではないため、この数字は検定ではなく大まかな目安として扱ってください。)目立つのはむしろ上昇の大きさで、平均 +25.7% に対し基準は +13.2% です。
中間選挙の年が本当に違って見えるのは、9月→6月の期間です。下のグラフは、1971年以降の9月30日→6月30日の全54期間を、4年の大統領サイクルのどの年にあたるかで分類したものです。

ナスダックで見る4年サイクル
| 9月30日を起点とする年 | 期間数 | 平均 | 中央値 | 上昇回数 |
|---|---|---|---|---|
| 中間選挙の年 | 13 | +29.4% | +22.1% | 13回中12回 |
| 大統領選の前年 | 14 | +11.9% | +13.8% | 14回中11回 |
| 大統領選の年 | 14 | +6.6% | +12.1% | 14回中11回 |
| 大統領選の翌年 | 13 | +2.8% | −0.6% | 13回中6回 |
| 中間選挙以外の全41年 | 41 | +7.2% | +12.0% | 41回中28回 |
中間選挙の期間の平均は、中間選挙以外の年の平均のおよそ4倍で、上昇回数(13回中12回)も他の年の41回中28回と比べて高くなっています。中間選挙以外の年の上昇率68.3%を前提にすると、13回中12回以上の上昇が偶然起きる確率は約 5% です。これは当サイトの大統領サイクル研究で見られる、中間選挙の年の後半における S&P 500 の強さと一致しており、それを増幅した形です。理由については議論があります。よく挙げられるのは、中間選挙の年にはサイクル中盤の調整が起きやすく起点が低くなること、選挙で政策面の不確実性がひとつ解消されること、そして政権が再び有権者の審判を受けるまでの2年間に景気を優先しがちなこと、です。いずれも13個の観測値では証明できず、このパターン自体も古くから広く知られています。
選挙日と選挙翌日
投票そのものは、ナスダックをほとんど動かしていません。終値ベースで見ると、指数は 13回の選挙日のうち9回 上昇し、平均は +0.34% でした。選挙翌日は 13回中9回 上昇し、平均 +0.43% (中央値 +0.18% )です。選挙翌日の最大の動きは2018年の +2.6% と2022年の −2.5% で、どちらも市場全体の動きを伴っていました。S&P 500 は2018年11月7日に2.1%上昇し、2022年11月9日に2.1%下落しています。
この2日間、ナスダックには S&P 500 に対する優位がまったくありませんでした。選挙日と選挙翌日のリターンから S&P 500 のリターンを引いた差は平均でそれぞれ −0.01 ポイントと −0.02 ポイントで、どちらの日も上回ったのは12サイクル中6回だけです。参考までに、1971年以降ナスダックが上昇した取引日は全体の 55.8% です。中間選挙後のナスダックの好成績の理由が何であれ、それは開票の夜には表れていません。
年初来マイナスで投票を迎えたとき
ナスダックが前年末の終値を下回った状態で投票前夜を迎えた中間選挙の年は5回あります。1974年(−29.9%)、1990年(−25.1%)、1994年(−1.9%)、2002年(−28.4%)、2022年(−32.5%)です。5回とも指数は12カ月後に高くなっており、平均上昇率は +37.1% (+19.6%〜+58.3%)でした。年初来プラスで投票を迎えた8回の12カ月平均は +18.6% で、このグループには最良のサイクル(1998〜99年、+68.2%)と唯一のマイナス(1986〜87年)の両方が含まれます。1978年以降の4回の下落年では、ナスダックはその後12カ月間で毎回 S&P 500 を上回り、その差は9.7〜34.4ポイントでした。
これは当サイトの S&P 500 研究が示す「弱い年ほど大きな反発を生む」というパターンと同じです。ただし5例の記述にすぎず、そのうち3例(1974年、2002年、2022年)は長い弱気相場の終盤か、その近くにあたります。年初来の下落が反発を引き起こすという意味ではありません。
例外:1986〜87年と2018〜19年
1986〜87年。 ナスダックは1986年11月4日の投票前を361.14で迎え、年初来では11.1%高、3カ月後も11.6%高でした。その後にブラックマンデーが起きます。1987年10月28日には指数は投票前終値を19.2%下回り、1987年11月4日には320.13と、12カ月で −11.4% になりました。同じ12カ月間の S&P 500 は +1.3% でした。1987年6月に終わる9月→6月の期間は暴落を免れ、+21.1% となっています。表の中で唯一の12カ月のマイナスは、選挙とは無関係な暴落によるものでした。これは小さなサンプル全般に当てはまる教訓です。たった一つの出来事が記録全体を左右し得るのです。
2018〜19年。 このときは問題が先に来ました。ナスダックは9月28日から2018年11月5日の終値までに8.9%下落し、選挙翌日に2.6%反発した後、2018年12月24日の安値まで下げました。これは投票前終値を 15.5% 下回る水準です。最終的には12カ月で +14.8% まで回復しましたが、10月の下落前に始まる9月→6月の期間は −0.5% でした。2018年12月のような売り局面の後に通常何が起きるかは、当サイトの最悪の日リファレンスで解説しています。
2026年のナスダックの現在地
2026年の投票は、秋の急な調整の後に行われました。
- 投票前の終値: 2026年11月2日(月)に 25,164.36 。
- 年初来: 2025年末の終値23,241.99から +8.3% 。本稿で扱う14回の中間選挙の年の中で7番目の高さです。同じ期間の S&P 500 は +10.2% (7,541.40、前年末は6,845.50)でした。
- 最高値からの位置: 2026年10月6日に付けた終値ベースの過去最高値 27,599.89 を 8.8% 下回っています。年内の最安終値は3月30日の20,794.64です。
- 9月30日以降: 26,861.06から −6.3% 。9月30日から投票までの下落がこれより深かったのは1978年(−13.4%)と2018年(−8.9%)だけです。この2年は9月→6月の期間全体では表の中で最も弱い結果でしたが、投票前の終値から測ると、その後12カ月の成績は中央値並みでした。2つの例からは、どちらのケースが2026年に当てはまるのか(あるいはどちらも当てはまらないのか)は分かりません。
- 選挙日: ナスダックは11月3日に 25,372.01 で引け、この日は +0.83% でした。S&P 500 は0.36%上昇しました。
選挙の結果は、このページ冒頭の結果欄のとおりです。2027年1月からは、議会とホワイトハウスを異なる政党が握ることになります。分割政府と統一政府のもとで市場がどう動いてきたかは、当サイトのねじれ議会の研究のテーマです。2026年のナスダックの行は、11月4日の取引を皮切りに、各期間が終わるたびに埋めていきます。暦年の数字はナスダックの年別リターン表で追跡しており、10月30日の下落はナスダック史上最悪の日の中で順位付けしています。
この表から分かること、分からないこと
- 13は小さな数字。 唯一の12カ月マイナスは一度の暴落(1987年)によるもので、平均の多くは2つのサイクルが支えています。1990〜91年と1998〜99年を除くと、12カ月平均は +25.7% から +18.9% に下がります。
- 1974年のナスダックは2026年のナスダックではない。 1970〜80年代の総合指数は、比較的小さな店頭銘柄で構成された幅広い指数でした。現在はごく少数の巨大テクノロジー企業が支配しており、その中には Apple、Microsoft、Nvidia、Amazon、Alphabet が含まれます。初期の行は別の銘柄群を描いています。
- アウトパフォームの一部は選挙ではなく時代によるもの。 当サイトの年別リターン表が示すとおり、1971年以降の長い期間の多くで、ナスダックは S&P 500 を上回ってきました。中間選挙後のリードは通常のリードより大きいものの、12個の観測値では両者をきれいに切り分けることはできません。
- 価格のみ。 どちらの指数も配当を含んでいません。S&P 500 の配当利回りは概してナスダック総合指数より高いため、トータルリターンで比べればナスダックのリードはやや小さくなります。
- 予測ではない。 本稿のどこにも、2026年11月3日以降にナスダックがどう動くかは書かれていません。表は起きたことを記録しているだけです。
SimianX の関連する中間選挙データ
ナスダックがテクノロジーに偏っていることこそ、中間選挙後の実績が S&P 500 の拡大版のように見える理由です。当サイトの中間選挙後のセクター成績表では、1926年以降の大半の中間選挙の後でテクノロジーが市場平均を上回ったことを示しています。市場の別の領域について同じ問いを立てた記事として、中間選挙後の小型株と大型株と中間選挙後の米国債利回りとドルがあります。銀行については中間選挙後の銀行株を、選挙サイクルのもう半分については大統領選の年の S&P 500をご覧ください。
投票後のナスダック100をリアルタイムで追うなら、QQQ のライブ AI 分析を実行できます。QQQ はナスダック100に連動する上場投資信託(ETF)で、ナスダック100はナスダック証券取引所に上場する金融以外の大型企業100社で構成されています。
よくある質問
中間選挙の後、ナスダックはどうなりますか?
1974年以降、選挙日前の最後の終値を基準にすると、ナスダック総合指数は13回の中間選挙のうち12回で12カ月後に上昇しており、平均上昇率は +25.7%、中央値は +19.6% でした。唯一のマイナスは1986〜87年(−11.4%)で、1987年10月の暴落が原因です。
中間選挙後、ナスダックは S&P 500 を上回りますか?
多くの場合は上回っています。1978年以降の12回の中間選挙のうち11回で、選挙後12カ月間にナスダックが S&P 500 を上回り、差の中央値は9.5ポイントでした。1974年以降の9月30日〜6月30日の期間では、13サイクル中11回で上回っています。
中間選挙の翌日、ナスダックはどう動きますか?
大きくは動きません。13回中9回で選挙翌日に上昇し、変化率の中央値は +0.18% でした。最大の動きは2018年の +2.6% と2022年の −2.5% です。選挙日と選挙翌日には、S&P 500 に対する優位は見られませんでした。
中間選挙後の上昇は、ナスダックのほうが S&P 500 より強いのですか?
上昇幅でいえばそうです。中間選挙後の9月30日〜6月30日で、ナスダックは平均 +29.4%、S&P 500 は +21.0% でした。安定性でいえば違います。S&P 500 はこの13期間すべてで上昇しましたが、ナスダックは2018〜19年に0.5%下落した1回があります。
中間選挙後にナスダックが最も好調だったのはいつですか?
1998〜99年です。1998年11月3日の投票後12カ月で +68.2%、1998年9月30日から1999年6月30日までで +58.6% でした。9月→6月の期間で最も良かったのは1982〜83年の +69.8% です。
2026年の中間選挙前、ナスダックはどの水準にありましたか?
2026年11月2日(月)に25,164.36で引けました。年初来で8.3%高、9月30日の終値を6.3%下回り、10月6日の過去最高値27,599.89からは8.8%下の水準です。選挙日の終値は25,372.01でした。
中間選挙前にナスダックが不調なら、選挙後は上昇するということですか?
ナスダックが年初来マイナスで投票を迎えた5回の中間選挙の年(1974、1990、1994、2002、2022年)では、12カ月後に毎回上昇しており、平均は +37.1% でした。5例は小さなサンプルで、そのうち3例は長い弱気相場の終盤か、その近くにあたります。
関連記事
- 米国中間選挙の年と株式市場:1950–2026完全リファレンス
- ナスダック 年別リターン一覧:1972–2026年の全年データ
- ナスダック史上最悪の日一覧:大暴落の全記録とその後の値動き
- 中間選挙後に強いセクターは?100年分のデータが示す答え
- ねじれは本当に株価に良いのか?49議会・1927–2025年
- 中間選挙後、小型株は大型株に勝つ?25回の検証1926〜2022
- 中間選挙後の米10年債利回りとドル:1962〜2022年全記録
- 中間選挙後の銀行株:1926〜2022年、25回の検証データ
- 大統領サイクル:任期の年ごとのS&P500リターン(98年)
出典
- FRED:ナスダック総合指数(NASDAQCOM)
- FRED:S&P 500(SP500)
- Cboe:S&P 500 指数(SPX)の概要
- Nasdaq:ナスダック総合指数
- Wikipedia:米国の選挙日
- Wikipedia:ブラックマンデー(1987年)
本ページは過去データの参考資料であり、投資助言ではありません。13回の中間選挙で見られた過去のパターンは、将来の結果を予測するものではありません。



